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2013 年度 実施状況報告書

非対称的な情報下での大学選択行動と最適教育政策

研究課題

研究課題/領域番号 24530302
研究機関岡山大学

研究代表者

古松 紀子  岡山大学, 社会文化科学研究科, 准教授 (60293685)

キーワード経済政策 / 教育政策
研究概要

本研究は、経済学のみならず心理学や学校経営学等の複数分野にまたがるため、各分野における研究成果や資料収集が必要となる。本年度は昨年度に続いて、教育経済学と数理経済学及び学校経営学に関する過去の研究成果を中心に資料を収集し、各分野の知識の進化につとめた。
また、個人の教育選好を内生化したモデルの動きと、教育選好が外生的に与えられていたモデルから得られた均衡動学とどのような差異が生じるのかを調べた。特に個人の教育選好を内生変数とした場合の動学経路が教育選好を外生変数としたときの均衡に収束しない場合、両者がどのように関連付けられるのかを検討した。
昨年度から準備を始めたデータベースの整備はすすんでおり、この作業は次年度も継続する。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

昨年度は実証研究が思ったように捗らなかったため、進展に遅れがでたが、今年度はデータベースの整備が順調にすすんだ。

今後の研究の推進方策

本年度の研究を継続する他、次のことに取り組む。(1)大学が需要者を獲得するために発信している情報と需要者側が意思決定を行う際に利用している情報を比較し、その差異を検証する。(2)大学教員の大学における最適時間配分をを検討する。(3)大学選択において、情報の非対称性が存在するときの最適な高等教育政策を分析する。
(2)を行う際には、スペインのデータで分析を行ったRicardo Sellers-Rubio et al.(2010)などが参考になる。

次年度の研究費の使用計画

データベースを整備する際、収集可能なものから取り組んだため、データの購入費用が次年度に繰り越された。
データの購入と実証結果の解析に必要なソフトの購入等に使用する予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2013

すべて 図書 (1件)

  • [図書] 教育の経済学2013

    • 著者名/発表者名
      古松紀子
    • 総ページ数
      157
    • 出版者
      日本評論社

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公開日: 2015-05-28  

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