研究課題/領域番号 |
24530314
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研究種目 |
基盤研究(C)
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研究機関 | 青山学院大学 |
研究代表者 |
堀 健夫 青山学院大学, 経済学部, 准教授 (80547513)
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研究分担者 |
桃田 朗 筑波大学, システム情報工学研究科(系), 准教授 (30309512)
奴田原 健悟 専修大学, 経済学部, 准教授 (30553672)
盛本 圭一 明星大学, 経済学部, 助教 (50609815)
稲葉 大 関西大学, 経済学部, 准教授 (50611315)
鈴木 史馬 明星大学, 経済学部, 助教 (60583325)
荒戸 寛樹 信州大学, 経済学部, 講師 (90583518)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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キーワード | マクロ経済学 / 経済政策 / 研究者交流 |
研究概要 |
経済理論・政策ワークショップを5回開催し、以下の9つの報告がなされた。 "International Risk-Sharing, Endogenous Productivity Shocks, and Growth"大野弘明氏(東京国際大学)、"Geographic Labor Mobility and Family Investment in Human Capital"近藤広紀氏(上智大学)、"健康保険料は賃金にどれだけ転嫁されているか?組合別パネルデータを用いた実証分析"濱秋純哉 氏(一橋大学)、"電力小売市場の非対称入札モデルに関する構造推定"高木真吾氏(北海道大学)、"雇用主の独占力、不完全な企業統治及び過剰資本蓄積について:中国経済のケース"顧濤氏(一橋大学)、"A Two-way Correlated Random Effects Approach for Panel Probit Models with Heterogeneous Time Trends"鹿野繁樹氏(大阪府立大学)、"Financial Markets Forecasts Revisited: Are they Rational, Herding or Bold?"中園善行氏(早稲田大学)、"Economic geography, endogenous fertility and agglomeration"山本和博氏(大阪大学)、"Bequeathed tastes and Fertility"金子昭彦氏(早稻田大学)。DSGE研究会では以下の5名の研究者によって報告がなされた。 平田英明氏(法政大学)、松岡多利思氏(首都大学東京)、高橋修平氏(京都大学)、溜川健一氏 (明治大学)、濱野正樹氏(ルクセンブルク大学)。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
現在のマクロ経済学は、景気循環理論、情報の経済学、経済成長理論など多岐にわたる。本研究プロジェクトでは、様々なバックグラウンドをもったマクロ経済学の研究者が共通の政策課題について議論し、マクロ経済学の諸理論をいかに応用していけばよいかを検討することを目的としている。2013年度はマクロ経済学の14名の研究者による報告が行われ活発な議論がなされた。また2012年12月15・16日には広島大学(東千田キャンパス)において「DSGE コンファランス 2012」を開催し海外に研究拠点をおく研究者を招いて研究報告を行っていただいた。 また、山田克宣氏(大阪大学)の論文"Another avenue for anatomy of income comparisons: Evidence from hypothetical choice experiments"を始め、過去に経済理論・政策ワークショップで報告された研究が査読付きの国際的学術誌に掲載が決定しており、活発な研究活動がなされている。
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今後の研究の推進方策 |
現在のマクロ経済学は、景気循環理論、情報の経済学、経済成長理論など多岐にわたる。しかしながら、各分野間相互の情報共有は密接ではなかったため、分野ごとに考察可能な対象に限界がある。本研究プロジェクトでは、様々なバックグラウンドをもった研究者の意見交換を促進し、共通の政策課題について議論していくことである。 そのため昨年度に引き続き今年度も様々な研究者を招き研究会を開催していく。
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次年度の研究費の使用計画 |
昨年度に続き多くの研究者を招き研究会を開催していく予定である。そのための「旅費、謝金」に対する支出に研究費をあてる予定である。 次年度使用額の393,858円は、コンファレンスの開催にあてる予定である。
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