研究概要 |
本年度は, 既存研究の整理とともに, 論文作成をおこなった. 共同研究者と月二度の頻度で直接面談して議論するほかにメイルにてやり取りをした. その成果は「Labor Wedge by Gender」としてまとめられた. これを法政大学比較経済研究所のワーキングペーパーにまとめた. 査読付き論文として「On Recursive Utility and the Superneutrality of Money」を Economic Modellingに, 「Football Technology Transfer: The Effect of Participating in Top-level Football Leagues on FIFA World Ranking Point」をResearch in Applied Economicsに, 「Animal spirits, competitive markets, and endogenous growth」をコンファレンスボリュームに採択された. 成果発表として, 4月にオーストリアのウィーンで, 8月にシンガポールで, 9月にギリシアのロードス島で, 翌4月にスペインのマドリードで論文報告を実施した.国内において日本経済学会春季大会で報告した. さらに, 去年から開催しているマクロ政策分析研究会を, 8月には新潟産業大学において, 11月には宮崎産業経営大学で開催した. 新潟においては8人の, 宮崎においては3人の参加があり, それぞれ研究成果を発表し, 議論を深めた.
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今後の研究の推進方策 |
最新の経済動向をフォローアップしつつ, 英文論文を作成し国内外の学会で成果を発表し, 修正をおこない, 査読付き学術雑誌に投稿を実施する. 論文作成には数値計算および実証分析が必要なため, そのための数値計算環境の整備, データの整理も継続的に実施する. その成果を学会だけでなく, より濃密な議論をおこなうために研究会を開催し, 研究連携者を中心に10人程度の研究者を招待し, その成果発表の機会を設ける.
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