研究課題/領域番号 |
24530328
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研究機関 | 長岡大学 |
研究代表者 |
広田 秀樹 長岡大学, 公私立大学の部局等, 教授 (50269552)
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研究分担者 |
原 陽一郎 長岡大学, 公私立大学の部局等, 名誉教授 (00300088)
柴田 高 東京経済大学, 経営学部, 教授 (00307373)
中村 大輔 長岡大学, 公私立大学の部局等, 准教授 (10509384)
牧野 智一 長岡大学, 公私立大学の部局等, 講師 (80527648)
權 五景 長岡大学, 公私立大学の部局等, 准教授 (20341993)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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キーワード | 地域の科学 / 地域の技術 / 科学技術シーズ / 技術シーズの事業化 / 事業化への金融支援 / 事業化への税制支援 / 地域産業政策 / 地域の発展 |
研究実績の概要 |
第1に、「地域の研究開発型中小企業」に関する事例研究を進め、どのような地域の科学技術シーズが存在するのかを徹底して調査した。その結果、有効な支援があれば事業化、産業化につながる科学技術シーズが多数存在することが判明した。地域に存在する多数の科学技術シーズに対する事業化、産業化へのアプローチこそ日本経済、特に日本の地域経済にとって重要である事が理解できた。 第2に、「地域の研究開発型中小企業」についての国際比較研究を行った。その中で特にアメリカの多数の事例との比較研究、ドイツの成功事例との比較研究から、「地域の研究開発型中小企業」への銀行・投資銀行・ベンチャーキャピタル・エンジェル等による大胆な金融支援の重要性が理解できた。さらに、「地域の研究開発型中小企業」においては、経営者のリーダーシップとビジョン、卓越したコーディネーターの存在等もまた重要な「共通の成功要因」であることが分かった。 第3に、急速な少子高齢化・人口減少により市場規模・供給力等の面から活力の減退が懸念されている地域経済社会の活性化・振興の中心策の一つとしての「地域の研究開発型中小企業」の役割について研究した。その中から、地域に存在する多様な技術シーズ・プロジェクトシーズ等をグローバルな視点から事業化等にむすびつけ地域の経済社会にプラスの影響になるように連動させて行くためのツールとしてグローバルなスケールで展開されてきている「ネットのパワー」を活用することが有効であるということが判明した。
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