平成24年度から26年度の研究課題である「日米企業の資本構成に関する実証研究」の主要目的は、米国での理論や仮説に照らしつつ、日本企業と米国企業の資本構成の差異や、企業の資本構成と企業のパフォーマンスや株式の所有構造あるいは流動性といった要因との関係を実証的に調査することでした。データを用いた計量的な分析により、本研究は、上記のような事項に関する有意義な実証結果を得るとともに、さらに企業のコーポレート・ソルベンシーの状況と資本構成に関する実証結果や、リーマンショック前後での日本企業の資本構成を含む財務行動に関する実証結果も導出しています。
|