研究課題/領域番号 |
24530359
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研究機関 | 青山学院大学 |
研究代表者 |
西川 雅史 青山学院大学, 経済学部, 教授 (90334143)
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キーワード | 地方財政 / 地方政治 / 原子力 / 職員団体 / retrospective voting |
研究概要 |
・2013年度の当初計画は下記であった.(1)2013年度は,集中的に分析を行う期間と位置づけ,次なる研究(入札,公務員労組)をスタートし,可能な限り早い段階から学会報告などを行い,他の研究者からの批判をあおぐ.(2)また,地方選挙のデータについては,2004年以降の更新作業を行っているが,まだクリーニングにまで至っていないのでこれらを進める. ・2013年度は,当初計画に沿って活動しつつ,具体的な実績として下記がある.A:公刊論文が1本(共著,Energy Policy 59,p.808-818),B:学会発表が4つ(European Public Choice Society,日本経済政策学会,計画行政学会×2つの論文). ・現在も進行中の作業として,D:Retrospective voting in local elections during economic downturns(Public Choiceへ投稿中),E:Changes in Risk Perception Before and After a Nuclear Accident(with Takaaki Kato, Toshimitsu Homma, Shogo Takahara),F:地方公務員の職員団体の影響(既に学会報告済み),G:Perfecting Parliamentの翻訳作業(今年度中に公刊予定).
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
論文作成段階で,随時に研究成果を公表してきたが,その都度,予定外の重要な指摘を受けていたことで,当初計画時に想定していた「コア」の部分に加えて,外縁的研究の整理・検討に時間を投入したため,研究計画が遅滞した側面がある. 他方で,特別研究期間(教育免除)を活かして集中的に時間を投入したため,おおむね研究計画に沿って順調に進展している.
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今後の研究の推進方策 |
現在進行中の作業(研究実績の概要で既述)を完了させる.また,論文の内容などを勘案し,これまでと同様に,海外での学会報告および海外学術誌への投稿をすすめる. 研究最終年度であることから,研究の総括を意識する.
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次年度の研究費の使用計画 |
予定していた学会報告での報告がリジェクトされたため,旅費の支出額が予定よりも小さくなった.また,購入を予定していた機材の「新型」の発売時期などを考慮し,次年度に繰り越した. 予定通り機材を購入する.また,これまでの研究成果の公表および資料などの収集のため,繰り越した予算は執行する予定である.
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