研究実績の概要 |
最終年度は,研究成果を対外的に公表する期間と位置づけていた.下記2編はわが国の地方自治体における公共調達を扱った研究であるが,同様の研究はわが国には僅少であり,入札制度のあり方を考える希有な知見を提供し得ているものと期待している. (1)日本財政学会(於京都産業大学)において「談合の構造:町長逮捕と入札結果」を報告した.また,当該論文(Collusion and Corruption in Bid Rigging: A Japanese Municipality Case)は海外雑誌へ投稿し,審査中である.(2)完成には至らなかったものの,公共調達の品質と価格の関係を扱った「Quality Expendituret in a Japanese municipal case」を租税研究協会主催財政経済研究会にて報告した.
このほか,研究期間中に下記2編の論文を国際的研究会などで報告された.以下の2編の論文は,今後国際的雑誌へ順次投稿し,公刊していく計画である. (3)Inefficiency and self-determination: Simulation-based evidence from Meiji Japan(Eric Weese准教授(神戸大学),林正義教授(東京大学)との共同論文.(4)Unionization, Intergovernmental Transfers and Wage Reform in the Local Public Sector: An Evidence from the 2013 National Request in Japan(林正義教授(東京大学)との共同論文)
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