研究課題
基盤研究(C)
企業の情報開示度、株式所有構造および株価の情報効率性の関係について分析した。まず、企業の情報開示レベルと株価の情報効率性の間に一定の相関があることが確認された。次に、外国人投資家の株式保有の程度が株価の情報効率性に影響を与えるかという問題を検討した。そして、外国人投資家の持株比率が高いほど、企業の情報開示が株価の情報効率性に与える程度が大きいことが明らかとなった。以上の結果は、外国人投資家の株式保有比率が高いほど、情報開示度の上昇を通じて株価の情報効率性も高まることを示唆する。
企業の経済学、コーポレートガバナンス、コーポレートファイナンス