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2014 年度 実施状況報告書

政府間による部分的提携の有効性と持続性に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 24530379
研究機関広島修道大学

研究代表者

山口 力  広島修道大学, 経済科学部, 教授 (60435047)

研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2016-03-31
キーワード部分的提携 / 環境協定 / 租税協調 / 租税競争 / 繰返しゲーム / 国際情報交換 カナダ
研究実績の概要

平成26年度は予定した年次計画に従い、理論モデルの修正・分析を行い、それらの結果に基づいた論文執筆及び改訂作業を行った。
専門学術誌に投稿中であった論文「Overlapping International Green R&D Agreements」に関しては、2名のレフェリーからの指示に従い慎重に改訂を行ったうえで再投稿したものの、1名のレフェリーから再度の改訂依頼があったため、再改訂をしたうえで現在第2回目の投稿中である。
同様に、専門学術誌に投稿中の論文「Implementing Partial Tax Harmonization in an Asymmetric Tax Competition Game with Repeated Interaction」に関しても、2名のレフェリー及び編集者からの指示に従い慎重に改訂を行ったうえで現在再投稿中である。
また、政府間の資本課税協調の形成・維持について、非同質な3国による部分的提携における税率決定のタイミングを内生化した理論分析の結果を「Does Endogenous Timing Matter in Implementing Partial Tax Harmonization?」にまとめた。本論文に関しては、国内外の関連学会での発表及び専門学術誌への投稿を計画しており、現在準備中である。
本研究以前より取り組んでいた関連論文「Partial Tax Coordination in a Repeated Game Setting」に関しては、専門学術誌:European Journal of Political Economy に掲載することが出来た。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

1: 当初の計画以上に進展している

理由

平成26年度は4年計画の3年目であり、予定した年次計画に従い、論文執筆及び改訂作業を集中的に行い、改訂中であった2つの論文を専門学術誌に再投稿することが出来た。
当初の目標は論文初稿の完成及び学術誌への投稿というものであったが、投稿後の改訂作業を終えての再投稿、さらに拡張モデルに関する論文執筆に至り、研究計画以上に順調に推移していると思われる。

今後の研究の推進方策

現在再投稿中の論文に関しては、レフェリーや編集者の指示に従い、アクセプトされるまで論文改訂作業を慎重に行う。
また、現在執筆中の論文「Does Endogenous Timing Matter in Implementing Partial Tax Harmonization?」についても、日本経済学会春季大会や国際財政学会にて報告を行うと同時に専門学術誌に投稿する予定である。こちらも、討論者やレフェリーのコメントを参考にアクセプトされるよう論文改訂作業を集中的に行う。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2015 2014

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Partial tax coordination in a repeated game setting2014

    • 著者名/発表者名
      Jun-ichi Itaya, Makoto Okamura, Chikara Yamaguchi
    • 雑誌名

      European Journal of Political Economy

      巻: 34 ページ: 263-278

    • DOI

      10.1016/j.ejpoleco.2014.02.004

    • 査読あり
  • [学会発表] Does Endogenous Timing Matter in Implementing Patial Tax Harmonization?2015

    • 著者名/発表者名
      山口 力
    • 学会等名
      日本経済学会春季大会
    • 発表場所
      新潟大学
    • 年月日
      2015-05-23 – 2015-05-24

URL: 

公開日: 2016-05-27  

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