研究課題/領域番号 |
24530436
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研究機関 | 関西大学 |
研究代表者 |
亀井 克之 関西大学, 社会安全学部, 教授 (10268328)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2017-03-31
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キーワード | 中小企業 / 事業承継 / 日仏比較 / リスクマネジメント / 健康 / メンタルヘルス / 老舗企業 / 地域社会 |
研究実績の概要 |
(1)出版について:2013年9月13日に開催した中小企業経営者と事業承継者にとってのリスクマネジメントに関する日仏公開討論会「新たなリスクと中小企業」の内容に基づく『新たなリスクと中小企業』(関西大学出版部,2016年3月31日)(第1部)を出版することができた。本書は、日本語とフランス語の両方で記述した書籍である。(2)出版について:2014年11月14日に開催した中小企業経営者と事業承継者にとって重要な心身の健康に関する日仏シンポジウム「中小企業・老舗企業経営者の健康とリスクマネジメント」の内容に基づく『新たなリスクと中小企業』(関西大学出版部,2016年3月31日)(第2部)を出版することができた。本書は、日本語とフランス語の両方で記述した書籍である。(3)調査について:2015年6月と7月に老舗企業後継者に集中的にインタビュー調査を行った。(4)日仏共同研究プロジェクトについて:2015年11月に中小企業経営者・事業承継者の健康について調査しているフランスAMAROKに所属するモンペリエ大学のフロランス・ギリアニ氏を招へいし、日本における中小企業経営者・事業承継者の健康リスクに関する調査の実現に向けて大きく前進した。(5)2015年4月から4年間の予定で、中小企業経営者・事業承継者の心身の健康についても研究対象とする関西大学経済・政治研究所「スポーツ・健康と地域社会」研究班を責任者としてたちあげて、研究活動を軌道に乗せることができた。(6)以上について、日本リスクマネジメント学会誌『危険と管理』に原稿を投稿した。(7)以上の研究活動が評価され、フランス上院より、「日本における事業承継税制の改革」についてフランス語でレポートをまとめる旨の依頼があった。責任を持ってこの依頼を遂行した。このレポートは現在、フランス上院のWEBサイトで見ることができる。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
1: 当初の計画以上に進展している
理由
(1)中小企業経営者と事業承継者にとってのリスクマネジメントに関連する日仏公開討論会「新たなリスクと中小企業」の内容に基づく書籍である『新たなリスクと中小企業』(関西大学出版部,2016年3月31日)(第1部)を出版することができた。本書は、日本語とフランス語の両方で記述した書籍である。(2)2014年11月14日に開催した中小企業経営者と事業承継者にとって重要な心身の健康に関する日仏シンポジウム「中小企業・老舗企業経営者の健康とリスクマネジメント」の内容に基づく『新たなリスクと中小企業』(関西大学出版部,2016年3月31日)(第2部)を出版することができた。本書は、日本語とフランス語の両方で記述した書籍である。(3)2015年6月と7月に老舗企業後継者に集中的にインタビュー調査を行った。(4)2015年11月に中小企業経営者・事業承継者の健つい康にて調査しているフランスAMAROKに所属するモンペリエ大学のフロランス・ギリアニ氏を招へいし、日本における中小企業経営者・事業承継者の健康リスクに関する調査の実現に向けて大きく前進した。(5)2015年4月から4年間の予定で、中小企業経営者・事業承継者の心身の健康についても研究対象とする関西大学経済・政治研究所「スポーツ・健康と地域社会」研究班を責任者としてたちあげて、研究活動を軌道に乗せることができた。
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今後の研究の推進方策 |
平成28年度予算は消耗品・人件費・調査費・成果発表費用から成り、この全体的枠組みの中で、平成27年度の繰越額と共に、以下の(1)~(5)を中心として適切に執行する。 (1)平成27年度の研究成果印刷・発表の計画を基盤として、2013年9月13日開催の中小企業経営者と事業承継者のリスクマネジメントに関する日仏公開討論会「新たなリスクと中小企業」の内容に基づく『新たなリスクと中小企業』(関西大学出版部,2016年3月31日)(第1部)を出版することができた。本書は日仏両語で記述した書籍である。さらに平成28年度においても中小企業とリスクマネジメント関連の論文・書籍刊行を予定しており、予算を適切に執行する。 (2)同じく2014年11月14日に開催した中小企業経営者と事業承継者にとって重要な心身の健康に関する日仏シンポジウム「中小企業・老舗企業経営者の健康とリスクマネジメント」の内容に基づく『新たなリスクと中小企業』(関西大学出版部,2016年3月31日)(第2部)を出版することができた。本書は日本語とフランス語の両方で記述した本である。さらに平成28年度においても同様の出版・発表を行う。 (3)平成27年度の研究調査の計画に基づいて2015年6月と7月に老舗企業後継者にインタビュー調査をした。これを平成28年度予算執行に活用する。 (4)2015年11月に中小企業経営者の健康について調査するフランスAMAROKに所属するモンペリエ大学のギリアニ氏を招へいし日本での調査の実現に向けて前進した。これを平成28年度予算執行に活用する。 (5)平成27年度の研究調査計画に関連して2015年4月から4年間、事業承継者の心身の健康についても研究対象とする関西大学経済・政治研究所「スポーツ・健康と地域社会」研究班を責任者として結成し研究活動を軌道に乗せた。当研究班をも平成28年度予算執行に活用する。
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次年度使用額が生じた理由 |
今年度は、比較研究対象国であり、共同研究実施国であるフランスへ、本補助金を用いて出張しなかった。また、今年度は比較研究対象国であり、共同研究実施国であるフランスの研究者を招へいしての日仏シンポジウムを実施しなかった。
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次年度使用額の使用計画 |
平成28年度予算は消耗品・人件費・調査費・成果発表費用から成り、この全体的枠組みの中で、平成27年度の繰越額と共に、特に以下の①と②を中心として適切に執行する。 ①中小企業経営者・事業承継者の心身の健康に関する日仏比較調査実施に関わる費用を支出する。 ②2016年9月29日・30日にフランス・モンペリエ大学経営学部・LABEX ENTREPRENDRE・AIREPMEが主催・後援するHealth Entrepreneurshipカンファレンスにおいて、日本の中小企業経営者と事業承継者の心身の健康と経営行動に関するインタビュー調査に基づく研究報告を行うために、比較研究対象国であり、共同研究実施国であるフランスに出張する。
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