研究課題
最終年度となる平成26年度では、開発したシステムの実証実験をおこない、さらに評価もおこなう研究実施計画に沿って、最終フェーズとして、実証システムによる運用と評価をおこない、知見としてまとめた。まず、システムの基盤となるOSの選定と設定、データベースの選定と導入、ネットワークの構築を実施した。OSは、CentOS 6.4(x86_64)を採用した。また、データベースは、MySQLなどを選択した。次いで、IaaS 型クラウドサービスを提供するための代表的なオープンソースであるEucalyptusなどを導入し、プロトタイプシステムを試作した。Amazon EC2と同様のサービスを他の技術で提供する形態がEC2クローンである。Eucalyptusは、IaaS型クラウドサービスを提供するための代表的なオープンソースである。Eucalyptusは、EC2クローンの一つである。Eucalyptus 3.2.2 FastStart を導入し、クラウド環境の構築をおこなった。もう一つは、OpenStackによるクラウド環境の構築である。OpenStackは、IaaS型クラウドサービスを提供するための代表的なオープンソースである。OpenStackについても、Eucalyptusとほぼ同様の手順でクラウド環境を構築することができた。続いて、中小企業の協力を得てシステムの実証実験をおこない、RASISつまり「信頼性」「可用性」「保守性」「保全性」「安全性」の観点から主観的ではあるが評価を実施した。これにより、中小企業に適合的なクラウドシステムのフレームワークのモデルとして実装するとともに運用・管理時の問題点についても調査・検討することができた。
すべて 2014
すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件、 オープンアクセス 1件、 謝辞記載あり 2件)
Journal of Robotics, Networking and Artificial Life
巻: 1 ページ: 155-159
生産管理
巻: 20 ページ: 119-124