日本ではひとつの企業の枠を超えた職業教育・訓練の構築、特にキャリア教育による若年者のエンプロイアビリティとキーコンピテンシーの開発が緊急課題である。本研究では、第1に、日欧の大学やビジネススクールなど高等教育機関のキャリア教育によるエンプロイアビリティとキーコンピテンシー開発の現状と課題を検討した。第2に、日欧企業の従業員と人事担当者への調査を実施し、職業教育・訓練の実証分析・日欧比較を行った。第3に、decent work(働きがいのある人間らしい仕事)の視点からも若年者のエンプロイアビリティとキーコンピテンシーの開発を検討した。
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