日本ではホワイトカラーの職業能力を高めるものは、職務経験、OJT、教育研修と自己啓発の順であるが、英国ではOJT、自己啓発が高く、台湾では自己啓発が高いなど、海外では必ずしも職務経験が高いとは言えないことが判明した。日本のホワイトカラーは仕事力に自信がなく、研修やOJTの効果への評価も低い。仕事力や有効性は英国、台湾、日本の順となった。 これは就職意識や雇用形態の違いが反映されていると思われる。ホワイトカラーの職業教育・訓練については歴史的経緯もあり、企業内以外の研修は盛んではない。人事評価や研修の変化により、従来までの長期雇用を基にしたものが必ずしも適用されなくなっていると考えられる。
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