研究課題/領域番号 |
24530483
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研究機関 | 東京経済大学 |
研究代表者 |
植木 英雄 東京経済大学, 経営学部, 教授 (40146981)
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研究分担者 |
植木 真理子 京都産業大学, 経営学部, 教授 (20351265)
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キーワード | 開発機能の現地化 / 中国日系自動車企業 / 現地開発人材の育成 / リバースイノベーション / 新ブランド車の開発 |
研究概要 |
平成24年9月の反日デモ以降の状況に対応して、平成25年度は、先ず日本の自動車企業が中国+1で生産・開発拠点として重視しているタイでの開発機能の現地化と人材育成に関する現地調査を9月に実施した。この現地調査では、本研究課題とする研究開発機能の現地化と人材育成の現状や課題を考察する知見が得られ有益であった。また、リバースイノベーションの現状と課題について、関連事例を聴取することができたことも意義があった。この研究成果を踏まえて、平成25年度3月に中国の上海、福州、天津、北京で実地調査(経営幹部のインタビュー調査とアンケート調査)を実施した。中国での訪問調査時期を半年ずらしたことで、十分な現地調査の協力が得られ、特に福州の東南汽車有限公司では、中国人社長、研究開発役員、人材育成部長などの幹部と面談調査を行うことができた。これまで、主に日本から派遣された経営幹部都との面談を行ってきたが、中国人パートナー側の意見聴取と知見を聴取出来て、有意義であった。また、この中国での調査では、中国で最も大規模に事業展開している日本電装の現地拠点(天津、北京)での実地調査を行い、自動社メーカーとの連携や開発機能の現地化への取り組みなどの視点から有益な示唆を得ることが出来た。この中国での実地調査の結果、アンケート調査結果でも中国人、日本人派遣者双方から50サンプルを回収することができた。一昨年の回収分と今回の回収分に次年度予定している最終実地調査で主要な日系自動車企業のアンケート調査サンプルを300以上集めて、定量分析に活用する予定である。 なお、前年度の東アジア経営学会国際大会(南京)での発表に続き、平成25年の4月にロシアのウラジオストック極東連邦大学で開催された第5回国際ナレッジ・マネジメントフォーラムで、研究代表者が中国での本研究課題に関する研究成果の一部を発表した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
中国の自動車合弁企業訪問では日本人派遣者と中国人幹部に面接・アンケート調査を行う事ができた。また、中国での実地調査を補完する目的でタイにおける日系自動車企業の自動車開発機能の現地化やアジア戦略車モデルの開発事情などについて現地の開発現場を訪問調査できた。この調査結果を踏まえて、9月の中国自動車企を業の実地調査では、研究課題についてより広範な視点から課題を深堀りすることができた。 また、中国人幹部との面談調査も行うことができ、アンケート調査でも中国人、日本人派遣者の双方から回答が得られている。 研究成果の公表については、中国の南京で開催されたアジア経営学会国際大会での発表に続き、平成25年の4月にロシアのウラジオストック極東連邦大学で開催された第5回国際ナレッジ・マネジメントフォーラムで、研究代表者が中国での本研究課題に関する研究成果の一部を発表した。
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今後の研究の推進方策 |
平成26年度の研究実施計画では、中国の反日デモ以降のリスク要因による影響の低下が想定されるため、9月に最終的な現地インタビュー調査およびアンケート調査を研究分担者と実施する。この調査では、中国各地の主要な中国日系自動車合弁企業を調査対象として、日本人派遣管理者、中国人管理者・スタッフ等のアンケート調査から得られたデータを研究分担者と共に定量解析し、事例研究の定性分析も加えて、本研究テーマに関連する理論モデルの構築と仮説検証を研究代表者と分担者の協働で行う。また、研究成果は、内外の関連学会で研究代表者と分担者が共同発表する。また、研究論文を主要な学会誌に研究代表者と分担者の共著で投稿する。 8月にベトナムのハノイ経済大学で開催されるアジア経営学会国際大会で研究代表者が基調講演を行う予定である。また、IFSAM(国際経営連合学会連合)の大会で研究代表者と分担研究者は、共同で研究成果の発表を行う予定である。
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次年度の研究費の使用計画 |
研究室で使用するPCがXPのセキュリティ更新停止に伴い、新規にPC Windows 8の買替えの時期が3月末で、学内経理処理上次年度4月の処理となるため。 PC Windows8の購入
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