BVD社のOrbisデータベースより選択された日本からの直接投資額が多かったASEAN諸国の中のマレーシアとタイでの日系企業を分析した。子会社の経営成果には親会社の経営成果が影響し、R&D比率、マージン比率、自己資本比率が子会社の経営成果の最良のインディケーターである。情報通信業でのマレーシア、タイ、フィリピンのASEAN3ヵ国の24社と中国、韓国、日本の東アジアの231社を比較する。分散分析を実施すると東アジア3か国の方が売上高成長率は高いが、逆に収益性は東南アジアの方が高い。分散分析の多重比較をすると、売上高成長率では中国がより高く、タイ、フィリピンでの収益性が高い.
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