負の外部性の内部化を,所有権理論,企業間連携の観点より検討し,戦略的な市場化・事業化の方法を導出することを目的とした。方法は,環境ビジネスを対象とし,フィールド調査により解に接近することを試みた。 具体的には,廃棄物の増大という社会的課題の解決という社会性を追いながら,他社との競争優位を生じるリサイクルビジネス戦略のフレームワークを提起した。リサイクルビジネス戦略のフレームワークとしては,所有権の移転もしくは分割,規模の経済性,法制度の有無,社会的価値観の4側面で示すことが可能である。 しかしながら,静脈市場は動脈市場と比較し複雑であるため,今後に課題を残した。
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