研究課題
基盤研究(C)
本研究は、地域ブランドの新しいパラダイムについて考察したものである。地域間、地域内で競争し、それに勝った事業者が地域ブランドのモデルになるのではなく、互いに協力しあいながら、それぞれが事業として成り立ち、ひいては地域活性化に繋がるモデルである。その協力関係をアクターネットワーク理論にもとづいて探った。具体的な地域ブランド商品は、日本ワインである。これが、アクターネットワークを最もよく表しているからである。分析の結果、これは、地域内、地域間の競合によらない、地域活性化を可能にすることがわかった。
商学