研究実績の概要 |
本研究では廃タイヤを中心にリバースロジスティクスシステムの定義、特徴及びリサイクル法から見た業界別のリバースロジスティクスシステムの現状を明らかし、輸配送システムを回収拠点を整備することによって効率化できるのではないかという仮説を立て、シミュレーションをとおして数値解析を行い、 拠点整備のあり方について、 その効果を明らかにした。また、回収先店舗における作業時間(以降, 庭先作業時間とする)の問題について, 回収システム全体の効率性低下を防ぐ為に、庭先作業時間を短縮する具体的な改善案を検討した。輸配送システムをリバースロジスティクスの枠組みの中で捉え効果的な輸配送システムのあり方を明らかにした。さらにリサイクル製品の輸送システムへのモーダルシフトの導入について仮説を構築し、拠点整備と輸配送ネットワークの効率化がCO2削減とどのような関わりがあるのかを現状の工場別の直送について輸送モード別のシナリオを立て, CO2排出量を算出し環境負荷低減から見た輸送システムを明らかにした。
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