研究課題/領域番号 |
24530533
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研究機関 | 日本大学 |
研究代表者 |
金 雲鎬 日本大学, 商学部, 准教授 (10410383)
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研究分担者 |
秋山 秀一 兵庫県立大学, その他の研究科, 准教授 (30388889)
日高 優一郎 山梨学院大学, 公私立大学の部局等, 准教授 (90550335)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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キーワード | CRM / リレーションシップ・マーケティング / 顧客データ / 共同革新 |
研究実績の概要 |
1.【目的】本研究は、小売企業においてCRM活動をより有効なものにするためには、何に重点をおいた意思決定が必要かについて意味ある視点を導出することを目的にした。この目的を達成するために、期間内に文献調査と定性調査、そして定量調査を行う計画を立てていた。2.【2012年4月~2013年3月】1年目には、主に関連研究のレビューおよび先端事例発掘に研究焦点を当てた。その結果、リレーションシップ・マーケティング分野の既存研究の限界と調査課題を見つけ出すことができた。ここで得た知識を、金(2013)にまとめた。3.【2013年4月~2014年9月】これらの調査課題に基づき、2年目と3年目前半にかけて、定性的調査を行った。食品スーパーとドラッグストア、仕入れ先である卸売企業と製造企業までを対象に、インタビュー調査を行った。延べ12回インタビューを実施することができた。ここで得た知識は、以下のように学会報告を行った。①小売CRMの異質性に注目することの必要性(2013年5月、日本商業学会)、②小売CRMと仕入れ先との取引関係形成(2013年12月、日本商業学会)、③小売CRMとPB(2014年6月、日本商業学会)、④小売CRMと共同革新(2014年9月、Oxford Asia Retail Conference)、⑤小売CRMと消費者行動(2014年11月、SARD workshop)、⑥小売CRMとオムニチャネル(2015年3月、日本マーケティング学会)。そして論文としてもまとめた(Hidaka et al.2014、金2015)。4.【2014年10月~2015年3月】また3年目後半には、これらの調査・研究から得た仮説を確認する目的から、アンケート調査を行った。この定量調査結果は、分析中であり、その結果をまとめて学会報告および論文執筆を行う予定である。
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