研究課題
基盤研究(C)
本研究の目的は、小売企業が実施するCRM活動を、より有効なものにするための条件を明らかにすることだった。この目的を達成するために、定性調査および定量調査を行った。その結果、小売企業が有効にCRMを行うためには、①CRM活動の異質性に注目すること、②CRM活動が顧客ロイヤルティを高めない状況も想定すること、③仕入れ先との共同革新に活用するなど、顧客データを、顧客との関係維持以外の目的で活用できること、④CRM活動の際には、コスト構造と組織対応にも注意を払うこと、が重要であることが提唱された。
マーケティング