ソーシャルメディアの台頭により、共感という概念に注目が集まっているが、共感発生の理由とその効果については十分に検証されていない。そこで、Facebook(以下FB)ページに焦点を当て、「共感を媒介としたコミュニケーション効果モデル」を構築して実証分析を行った。また、FBページでの情報提供の狙いは企業ブランドイメージの向上にあると仮定し、検証した。知見は次の通りである。FBページが楽しく、リラックスでき、役に立つ、情報価値があると共感を得やすい。共感は、受容・拡散や信頼・満足に正の影響を及ぼす。結びつきを強く感じると受容や拡散への意向も高まる。FBページを見た後の方が企業イメージ評価が高くなる。
|