研究課題/領域番号 |
24530560
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研究種目 |
基盤研究(C)
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
中野 常男 神戸大学, 経営学研究科, 教授 (60093522)
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研究分担者 |
橋本 武久 京都産業大学, 経営学部, 教授 (00290601)
清水 泰洋 神戸大学, 経営学研究科, 准教授 (80324903)
澤登 千恵 大阪産業大学, 経営学部, 准教授 (30352090)
三光寺 由実子 和歌山大学, 経済学部, 准教授 (60549301)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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キーワード | 会計史 / リサーチ・データベース / 日本 |
研究概要 |
本研究課題の目的は,会計史に関するリサーチ・データベースの作成を行い,わが国における会計史研究の進展を実証的に明らかにすることである。作成されたリサーチ・データベースは,会計史研究の蓄積を示すとともに,わが国における研究の特徴を示すものとなり,国際比較の対象となることが期待されている。 そのため,研究開始年度である平成24年度においては,データベースのメンテナンスおよび更新を行った。その際に,データベースの拡充を行った。具体的には,雑誌『会計』について,最近の日本会計史学会の学会誌である『会計史学会年報』を対象雑誌とし,その学会発足後30年間の論文・書評等を対象とし,データの拡充を行っている。 データベースの作成については以下のような手順を採用した。まず,すべての論文・書評等についてその書誌情報を共有し,複数のメンバーからなるチームごとに分担年度の論文の内容を確認し,各文献ごとに分類を行い,その論文の要旨を作成した。まず,チーム内で事前に分類のすりあわせを行い,さらに全体会合において各チームが作成した分類原案を検討し,さらに修正が必要な場合には修正を行った。本研究課題開始時に新たに研究分担者となった者が2名含まれるため,分類結果のすりあわせについては従来以上の時間を用いている。 これらの拡充された部分のうち,『会計史学会年報』のデータについて予備的な分析を行い,その結果を『国民経済雑誌』に投稿した。当該論文は,2013年8月に公刊予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
研究の進展を評価する上で重要な点が,研究代表者および研究分担者が,研究を分類する上で共通の分類規準を有しているかである。これについては,新規に研究分担者となった2名を含め,十分な時間をとって分類の内容および結果について確認を行った。それ故,今後のデータベースの拡充に際しては,より効率的な作業が可能になると期待される。データ拡充の基礎作業においては研究の進展は順調である。 また,作成されたデータベースについて,分析を行った。翌年度に当該成果が公表される予定である。国際比較を含めた詳細な分析については,研究計画においても次年度以降に行われる予定である。 これらの進展度合いから,「おおむね順調に進展している」と判断した。
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今後の研究の推進方策 |
今後は,データベースの作成・拡充をさらに進めるとともに,作成したデータベースの内容を精査し,その分析を進める予定である。研究の国際化を進める上で,2013年10月17日から19日にかけて開催が予定されているAcademy of Accounting Historiansの40th Anniversary Conferenceへの研究報告を検討する。当該カンファレンスの主要トピックの一つが会計史研究の歴史であり,日本を対象とする研究はカンファレンスに対して大きな貢献が可能であると期待される。
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次年度の研究費の使用計画 |
上記カンファレンスに研究代表者,あるいは分担者が参加し,研究発表を行う場合は国外旅費が発生する。それ以外には,個別の研究を電子的に共有するための電子情報機器への物品費の支出が予定されている。
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