我々の研究課題は、「従業員給付の税務をめぐる実証研究」です。特に、確定給付企業年金に着目し、企業の年金拠出と課税状態の関係を分析しました。3年間の研究期間において、その他に3分野の研究を行いました。それぞれ、多国籍企業による国際的所得移転行動、上場不動産投資信託(REIT)の配当政策及び投資口価格、および外国子会社配当益金不算入制度導入の影響について研究しました。研究方法としては、実証的な検証を採用し、租税が納税者の行動に与える影響を分析しました。研究成果としては、雑誌論文5件および学会報告4件があります。
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