本研究は、スイス国内企業とりわけ中小企業を研究対象とし、2007年から新国内会計基準となったFERが企業の財務報告にどのように関連し、影響しているかを調査・分析している。平成24年度から3年間、各年度の「研究実施計画」に沿って研究した。初年度は、中小企業の財務報告に関する意義、FER適用による資金調達と財務報告との関連性等を主な研究課題とした。2年度は、実態調査による資料をもとに、IFRSからFERへ会計基準を変更した企業の理由とその影響を研究した。最終年度は、2012年度末公表の新会計法(2015年度以降適用)を、旧法と比較・検証し、FERとの係りについて研究した。今後、その成果を公表する。
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