1.CO2排出や排出削減対策情報開示の企業価値への影響の分析では、CO2排出量が企業価値に負の影響を有すること、CO2関連情報開示でそれが緩和されること、CO2排出量が増加(減少)した企業の株価リターンが低い(高い)ことを確認した。 2.気候変動対策の企業価値への経路分析では、SBSCの戦略マップを用い、企業の各環境対策活動、環境負荷削減、企業価値向上に関連があることを示した。 3.サステナビリティ報告書の開示情報の研究では、長寿企業の財務的特徴を分析し、利益率が安定し、付加価値率が高く、各ステイクホルダーへの分配が高いことを明らかにし、サステナビリティにつながる重要指標であるとした。
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