研究課題
基盤研究(C)
本研究では、より明晰で、社会学で従来使われてた術語系と連続性の高い術語系を新たに整備して、N・ルーマンの問題意識を引き継ぎつつ、自己産出系の理論の新たな構築を提案した。その際、重要な概念や論理展開について理解しやすい視覚的な表現、例えば主要な概念の模式図や複数の理論モデル間の対照図、制度ごとの自己産出機構の模式図と対照図などを工夫することで、狭い範囲の専門家以外にも理解しやすくした。それによって、自己産出系のみならず、社会学の生成期の学的成果もより理解しやすい形で再定式化できた。
社会学