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2014 年度 実績報告書

芸術労働の実態と制度に関する社会学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 24530622
研究機関共立女子大学

研究代表者

吉澤 弥生  共立女子大学, 文芸学部, 講師 (20513162)

研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2015-03-31
キーワード芸術 / 労働 / 文化政策 / 社会運動 / アーツカウンシル
研究実績の概要

本研究の目的は、現代芸術の創造の現場を担う人々の労働状況を、主としてインタビュー調査によって明らかにするとともに、その結果をふまえ現実に即した文化政策のあり方を提示することである。さらに、「自己責任」論で語られやすい日本の芸術文化活動従事者の置かれた厳しい環境を、社会運動や社会政策と接続させていくことも視野に入れている。最終年度にあたる今年度は、昨年度に発行した3冊めの現場労働者へのインタビュー集『続々・若い芸術家たちの労働』の成果を、関西社会学会をはじめ各地のシンポジウムなどで報告、討論に参加した。また並行して、5名のアーティストに対するインタビューを行ない、その成果をNPO法人アートNPOリンクが受託した文化庁の委託事業「平成26年度次代の文化を創造する新進芸術家育成事業」報告書「アートNPOデータバンク2014-15 アートNPOによるアーティスト・イン・レジデンス事業の実態調査」内に掲載した。さらに、国内で整備の進む「アーツカウンシル」のモデルとなったイギリスに赴き、地域によって異なるアーツカウンシルの事業内容の調査を実施した。3年にわたり、日本とイギリスで現場のスタッフから作家までさまざまな芸術労働者のなまの声を収集するとともに、文化政策のしくみに関する多角的な調査を実施することができた。

備考

本研究の一環として、5名のアーティストへのインタビューを掲載するとともに「表現すること、生活すること」と題した「調査のまとめ」を執筆した(pp.63-90)。

  • 研究成果

    (6件)

すべて 2015 2014 その他

すべて 学会発表 (5件) (うち招待講演 4件) 備考 (1件)

  • [学会発表] 芸術の権利2015

    • 著者名/発表者名
      吉澤弥生
    • 学会等名
      シンポジウム「生活者としてのアーティストたち」
    • 発表場所
      東京都現代美術館
    • 年月日
      2015-02-22
    • 招待講演
  • [学会発表] 「労働と芸術の公共性を考える」2014

    • 著者名/発表者名
      吉澤弥生
    • 学会等名
      geidaiRAM(文化庁大学活用事業)オープンレクチャーvol.6
    • 発表場所
      東京藝術大学映像研究科
    • 年月日
      2014-12-14
    • 招待講演
  • [学会発表] 「アートのお仕事、これからの働き方を考える。」2014

    • 著者名/発表者名
      吉澤弥生
    • 学会等名
      「ha na so vol.14」
    • 発表場所
      デザイン・クリエイティブセンター神戸
    • 年月日
      2014-09-14
    • 招待講演
  • [学会発表] 「思考を深める 想像を広げる」2014

    • 著者名/発表者名
      吉澤弥生
    • 学会等名
      「思考と技術と対話の学校」東京文化発信プロジェクト室
    • 発表場所
      アーツ千代田(アートセンター)
    • 年月日
      2014-07-06
    • 招待講演
  • [学会発表] 若い芸術家たちの労働2014

    • 著者名/発表者名
      吉澤弥生
    • 学会等名
      第65回関西社会学会大会若手企画部会「文化労働と労働文化」
    • 発表場所
      富山大学
    • 年月日
      2014-05-25
  • [備考] アートNPOデータバンク2014-15

    • URL

      http://arts-npo.org/img/artsnpodatabank/ANDB2014-15.pdf

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公開日: 2016-06-01  

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