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2013 年度 実施状況報告書

生業視点からみた現代山村におけるコミュニティ環境の分析

研究課題

研究課題/領域番号 24530634
研究機関熊本大学

研究代表者

牧野 厚史  熊本大学, 文学部, 教授 (10359268)

研究分担者 徳野 貞雄  熊本大学, 文学部, 教授 (40197877)
藤村 美穂  佐賀大学, 農学部, 准教授 (60301355)
キーワード山村 / 水環境 / 森林 / 航空写真判読 / ベースマップ / コミュニティ環境
研究概要

戦後日本の山村では、人口減少と高齢化により、山林や農地、水源など、周辺の生活環境の保全すら困難になりつつある集落も多いが、その実態が地理的経済的条件、その他のコミュニティのおかれた状況によって異なる。本研究の目的は、日常生活の存続条件である生業との関係に焦点をあてて、山村におけるコミュニティ環境の変化を検討することである。平成25年には、研究分担者とともに宮崎県諸塚村、および熊本県水俣市久木野地区におけるコミュニティ環境の変遷についての調査を実施した。調査項目は、世帯、家族から森林、水環境にわたる広範囲な内容を含んでいる。その結果、森林利用および水環境の変遷に関するデータを収集することができた。さらに、それらの調査地小地域のデータの一般化可能性を確保するために、条件のことなる山村地域等についての小規模な補充的調査も実施した。さらに、諸塚村については、写真判読等の方法により、航空写真を用いたベースマップを作成した。その結果、森林利用についての時系列的変化についての概要が把握されるとともに、同地域におけるヒアリングにベースマップを活用できるようになった。その成果の一部については、平成26年5月の西日本社会学会(西南学院大学)において研究分担者ととともに報告する予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

ヒアリングによるデータ収集についてはおおむね順調に進捗しており、その成果公表の機会も予定されている。その意味では順調に進捗している。ただし、航空写真判読については、1調査地区について作成が終了した状況である。そこで、(2)おおむね順調に進展しているという評価とした。

今後の研究の推進方策

最終年度である平成26年度は、調査を引き続き実施するとともに、航空写真判読によるベースマップ作成とその検討、さらに調査結果のとりまとめに力を注ぐことにしたい。

次年度の研究費の使用計画

物品費および人件費については、航空写真判読が最終年度となったため。さらに、調査旅費については、調査先の好意等により、主に調査補助員の旅費等が縮減できたことなどがある。
本年度は航空写真判読および、調査地の調査補助員の増員が見込まれる。それらの費用に次年度使用額をあてる予定である。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2014 その他

すべて 学会発表 (2件) 備考 (2件)

  • [学会発表] 今なぜ「農的自然」なのか2014

    • 著者名/発表者名
      牧野厚史
    • 学会等名
      西日本社会学会
    • 発表場所
      西南学院大学
    • 年月日
      20140511-20140511
  • [学会発表] 山村生業の現代的展開と農的自然2014

    • 著者名/発表者名
      藤村美穂
    • 学会等名
      西日本社会学会
    • 発表場所
      西南学院大学
    • 年月日
      2014-05-11 – 2014-05-11
  • [備考] 熊本大学文学部教員紹介

    • URL

      http://www.let.kumamoto-u.ac.jp/staff/makino/

  • [備考] 熊本大学文学部教員紹介

    • URL

      http://www.let.kumamoto-u.ac.jp/staff/tokuno/

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公開日: 2015-05-28  

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