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2013 年度 実施状況報告書

移動と定住における類縁関係の発動と制度化に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 24530641
研究機関下関市立大学

研究代表者

叶堂 隆三  下関市立大学, 経済学部, 教授 (50224580)

研究分担者 横田 尚俊  山口大学, 人文学部, 教授 (10240194)
キーワード移動 / 類縁関係 / コミュニティ形成 / 開拓集落
研究概要

移動と定住における類縁関係の発動と制度化に関する研究において、2年目となる2013年度は、長崎県・鹿児島県奄美地方からの移住地の一つである宮崎県を調査対象地として聞き取り調査・調査票調査を実施した。
そのうち宮崎市田野地区(法光坊集落・田野教会)に関して、前年度からの聞き取り調査と資料収集の継続に加えて、8月・11月に面接方式を取り入れた信徒世帯に対する調査票調査を実施した。
宮崎市中心部の宮崎教会に関して、前年度からの聞き取り調査の継続と資料収集に加えて11月に配布方式の信徒世帯に対する調査票調査を実施した。
さらに、田野地区(法光坊集落・田野教会)に関して、初期の入植世帯の出身地である長崎県長崎市外海地区・佐世保市黒島地区・浅子地区等において聞き取り調査と資料収集を実施した。
他に、さらなるカトリックの開拓移住地の発見と聞き取りを目的に、宮崎県都城市および鹿児島県鹿屋市等で調査を実施した。
田野地区の移住の経緯と地域状況に関して、調査票調査と収集資料をベースにして2013年1月に「開拓集落の形成と信仰の移築―長崎のカトリック信徒の宮崎法光坊地区への移住とコミュニティの形成―」を下関市立大学論集第57巻3号に執筆した。また、法光坊集落への送り出し地区(母村)である長崎市外海地区・佐世保市黒島地区等の地域状況に関してはすでに聞き取り調査と資料収集の大半を終えていて2014年度中に執筆する予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

平成25年度は、前年度からの調査地2か所に関して聞き取り調査・資料収集の継続に加えて、調査票調査を実施し、それらの資料を用いて論文を作成した。また、出身地く(母村)での聞き取り調査・資料収集を行うことができた。

今後の研究の推進方策

平成25年度に実施できなかった調査対象地を含めて、計画に沿った調査を実施する予定である。研究会の開催をフィールド調査時に実施して、論文等の執筆につながるようにしたい。

次年度の研究費の使用計画

2013年度に2度の調査票調査を実施したが、さまざまな研究のサポートがあり、予定ほど調査票調査の費用がかからなかった。また、2014年度にも調査表調査を実施し、その費用に充てることにしたため。
また、予定の資料を入手することができなかったため、2014年度に購入したいと考えたため。
2014年度は調査票調査を少なくとも2か所で実施する予定である。また、前年購入できなかった資料の購入を呈している。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2014

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] 開拓集落の形成と信仰の移築―長崎のカトリック信徒の宮崎法光坊地区への移住とコミュニティの形成―2014

    • 著者名/発表者名
      叶堂隆三
    • 雑誌名

      下関市立大学論集

      巻: 57 ページ: 27,46

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公開日: 2015-05-28  

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