研究課題/領域番号 |
24530644
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研究機関 | 北海学園大学 |
研究代表者 |
本田 宏 北海学園大学, 法学部, 教授 (60316239)
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研究分担者 |
水溜 真由美 北海道大学, 文学研究科, 准教授 (00344531)
川村 雅則 北海学園大学, 経済学部, 准教授 (40364228)
越田 清和 大阪経済法科大学, 公私立大学の部局等, 研究員 (40626488) [辞退]
清末 愛砂 室蘭工業大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (00432427)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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キーワード | 社会運動 / 原発問題 / 労働組合 / ジェンダー / 社会問題 |
研究実績の概要 |
本田は、2014年5月に共編著『脱原発の比較政治学』を刊行し、さらに英文の雑誌論文も発表し、2015年3月にはベルリン自由大学のワークショップで二年前に続く二度目の研究発表を行った。その過程で、原発問題を民主主義の問題として分析するための重要な示唆を得ることができた。川村は、「官製ワーキングプア」問題とそれに取り組む労働組合や、建設産業における労働問題についての論文を昨年度に引き続き発表した。水溜は、原爆をめぐる言説を堀田善衞の文学作品において検討する論考を発表し、原発をめぐる言説を考えるための手がかりを得た。清末は、5月にジェンダーと安全保障に関するワークショップを実施し、安保理決議1325号国内行動計画に関する情報収集を行った。7月には外務省が開催した同計画に関する北海道での意見交換会において、同計画案の進捗状況や内容に関する情報収集を行ったほか、同計画に関する議論に参加し、見識を深めた。またこれに関して、学会の大会等での報告、および関連論考の執筆を行った。12月には沖縄住民による反基地運動に関する現地調査を実施し、2015年2月と3月に室蘭と札幌で同調査の公開報告会を開き、調査結果を研究者のみならず、多くの市民と共有することができた。
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