研究課題/領域番号 |
24530654
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
研究機関 | 国際基督教大学 |
研究代表者 |
石生 義人 国際基督教大学, 教養学部, 教授 (60282331)
|
研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
|
キーワード | アフリカ系アメリカ人 / アフリカ系キリスト教会 / 愛国心 |
研究概要 |
平成24年度は、計画していたように、まず文献調査を行った。アフリカ系アメリカ人の現状理解を深めるために、彼らの経済状況、歴史的背景、日常の被差別経験、社会・政治意識等の情報を収集した。アメリカの世論調査データの結果も詳しく調べた。その結果、24年度内に144の文献をレビューし、その文献の情報を整理した。 また、National Congregations Studyのデータを使い、教会とアメリカ国旗掲揚の関係を分析するための準備に取りかかった。このデータには、教会員がアフリカ系アメリカ人であるのかどうかを測定する指標があるため、分析が終了すれば、アフリカ系キリスト教教会と愛国的社会化の関係がはっきりと見えてくるはずである。24年度中に、変数の変容準備まで終わっている。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
平成25年度夏からアメリカに滞在してインタビュー調査を行う予定であったが、所属研究機関の都合により、特別研究期間取得に伴うアメリカ滞在が1年延期となったため、実地調査(質的インタビュー調査)を次年度に行うことが決まった。したがって、研究拠点となるアメリカの大学とは24年度中にはコンタクトを取っていない。
|
今後の研究の推進方策 |
所属研究機関の都合により、25年度8月からの特別研究期間取得に伴うアメリカ滞在が1年延期となったため、実地調査(質的インタビュー調査)を26年度8月から開始することにする。
|
次年度の研究費の使用計画 |
25年度は、当初7月まで行う予定だった文献調査およびサーベイデータ分析を引き続き行う。研究補助助手の雇用、文献購入、コンピューターの購入が必要である。予定していた補助事業期間2年目での特別研究期間が取得できなかったことに伴い、初年度の計画にも変更を余儀なくされ、多額の未使用が生じた。補助事業期間2年目については上記理由により大幅に減額交付申請済みであり、こちらに加えて1年目の未使用額を引き続き国内での予備調査(文献調査・サーベイデータ分析等)費用にあてる予定である。
|