研究課題/領域番号 |
24530658
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研究機関 | 東洋大学 |
研究代表者 |
大谷 奈緒子 東洋大学, 社会学部, 准教授 (50364716)
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研究分担者 |
島崎 哲彦 東洋大学, 現代社会総合研究所, 客員研究員 (00287559)
薬師寺 克行 東洋大学, 社会学部, 教授 (00611378)
戸高 由美 (四方 由美) 宮崎公立大学, 人文学部, 准教授 (10316200)
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キーワード | 犯罪報道の実際 / 受け手の報道評価 / マス・メディア報道 |
研究概要 |
本研究の目的は、マス・メディアの犯罪報道の実際と受け手の報道に対する評価・意見について把握するために質問紙調査を実施し、送り手・受け手の視座から犯罪報道の在り方について検証するものである。 平成25年度は、質問紙調査の準備と実査、分析対象となる事件を選定し、当該事件の新聞、雑誌、テレビ番組など、犯罪報道の収集を行った。具体的には、質問紙調査の準備のため、過去の犯罪報道のコーディング結果を再分析し、加えて、平成25年(2013年)8月~11月までの犯罪報道について内容分析を行い、犯罪報道について現状を把握した上で質問紙の作成にあたった。 質問紙において報道評価の対象となる犯罪報道(3事件)については、平成25年(2013年)11月~平成26年(2014年)2月までの期間、報道内容(新聞、雑誌、テレビ番組)の収集を行った。質問紙調査は、首都圏50キロ圏内に居住する男女1,000名を対象に、面接調査法と留置き調査法の併用で実施した。質問紙調査の集計・分析、および報道内容の内容分析は平成26年度以降の取り組みとなる。平成25年度は、研究課題の検証のための送り手と受け手のデータを収集を主に行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
平成25年度には、マス・メディアの犯罪報道の評価に関する質問紙調査を計画しており、予定通り、首都圏50キロ圏内に居住する男女1,000名を対象に調査を実施した。また、質問紙(調査票)は、特定事件に関する報道の評価を含めた構成となっているため、実際の報道内容について分析をすることを前提とし、当該事件の新聞、テレビ番組、雑誌の収集を行った。
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今後の研究の推進方策 |
本研究は、マス・メディア報道の送り手と受け手の視座から行うもので、マス・メディアの犯罪報道の実際と受け手の報道に対する評価・意見を調査・分析することで、犯罪報道のあり方について検証するものである。現在、受け手に対する質問紙調査を実施し、また、分析対象となる報道についても収集が完了したところである。次年度(平成26年度)から、報道の内容分析(コーディング)を行うとともに、質問紙調査のデータを集計・分析し、平成27年度(最終年度)の研究の成果のまとめに向けて研究を進める予定である。
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