研究課題
基盤研究(C)
近年Iターン青年ら新規就農者層の重要性が注目されている。本研究では新規就農者層の生活過程の諸側面を把握した。(1)新規就農者は、ある年月をへると一戸前として村落「規範」への同調が強く期待される。(2)新規就農者らがつくる団体は、一種の「社会運動」としての側面をもつものの、そこでの公共性は農村集落との関連が薄い。(3)新規参入者が地元のイシューに大きく踏み込んだことを契機に、これまでの村落と就農者との緊張関係が解消し、村落へ一層受け入れられていった。
農村社会学