在宅終末期がん患者の家族介護者は患者の看取りに直面することから、身体的負担よりも心理的負担を軽減する支援を強く求める傾向があった。レスパイト・ケアは心理的負担にも必要であること、ボランティアの支援は患者との死別の苦痛を緩和する可能性があることから、家族介護者の心理的負担軽減に対するインフォーマル・サポート(ボランティア)の有効性が明らかになった。 家族介護者の心身的介護負担をフォーマル・サービスとインフォーマル・サポート両面からアプローチできるレスパイト・ケアのアセスメント・ツールを作成・検討した結果、フォーマル・サービスとインフォーマル・サポートが連携することの必要性が示唆された。
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