本研究では、①実態調査、②プロシューマーの意義および課題に関するグループインタビュー調査、③ピアサポート講座を通してピアサポートの意義および効果に関する調査、④アメリカにおける先進事例の視察、の4通り実施し、プロシューマーが提供するサービスの意義および効果について考察した。すべての調査より、「支援する-支援される」という固定的な関係性から有機的なダイナミクスへと転換し、新たな関係性の構築に影響をもたらすことが明らかとなった。ピアサポートはリカバリーの道を歩むきっかけとなり、多様なかたちで展開していく可能性をもつことが明らかとなった。
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