本研究の目的は児童相談所における虐待対応の一環で活用されているファミリーグループ・カンファレンス(以下、FGC)や専門職と当事者である家族等が一堂に集い援助計画日本ではいくつかの自治体において、合同ミーティングなどと称してこうしたミーティングが活用されているが、十分にはその実践が広まっていない。本研究では神奈川県で行われている合同ミーティングに関与した児童相談所職員や保護者等へのインタビュー結果を踏まえ、その実践の意義や可能性について明らかにする。また諸外国におけるFGCの調査結果や諸外国におおけるその活用状況を明らかにし、日本におけるその活用のあり方について検討を行う。
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