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2015 年度 実績報告書

地域でとりくむアクティヴシチズンシップ学習:仕組みづくり、プロセス、支援の専門性

研究課題

研究課題/領域番号 24530760
研究機関関西大学

研究代表者

所 めぐみ  関西大学, 人間健康学部, 准教授 (00411281)

研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2016-03-31
キーワードシチズンシップ教育 / アクティブシチズンシップ / 地域福祉の主体形成 / コミュニティワーク / コミュニティディベロップメント / 英国 / ソーシャルワーカー養成
研究実績の概要

最終年度の平成27年度は、これまでに実施した調査の分析を行うとともに、わが国における地域福祉の主体形成支援と地域を基盤とした福祉教育・ボランティア学習への専門的支援のありかた、支援者の養成並びに継続教育について検討を行うため、ソーシャルワーカーの養成および継続教育におけるコミュニティディベロップメントならびにコミュニティディベロップメント学習についての英国と日本における課題を検証し、その一部について学会発表を行い、また論文(共著書籍)を執筆した。
英国では地域のボランタリーな活動や公民協働を支援している民間の地域開発機関に所属するコミュニティディベロップメントワーカーらが、「当事者」・住民がコミュニティ参加やコミュニティにおける役割を果たすことにつながる具体的な活動と、活動参加につなげる学習プログラムの提供等を担っている。ワーカーらは大学等でコミュニティディベロップメントを学び、資格としては若者を支援するユースワークとコミュニティワーク資格を所持していることが多い。ソーシャルワーク教員へのインタビューでは、かつてはソーシャルワーカーがコミュニティディベロップメントを行っていたが、現在のソーシャルワークはより個別支援になっているという。日本では社会福祉協議会などが福祉教育やボランティア学習にとりくみ、住民が自分の地域に能動的に関わり地域課題の解決をしていくという実践の支援もしている。日本の場合は、そうしたワーカーはソーシャルワークを学んでいる。ソーシャルワーク資格である社会福祉士の資格養成カリキュラムに、またこうした仕事を担う現任者の教育のなかに、学校教育における福祉教育だけではなく、コミュニティディベロップメント学習の要素を入れていくことなどを、本研究課題の成果をもとに提案した。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2016

すべて 学会発表 (1件) 図書 (1件)

  • [学会発表] テキストブックにみるソーシャルワーク実践とコミュニティ:英国で出版されている関係書籍の分析から2016

    • 著者名/発表者名
      所 めぐみ
    • 学会等名
      関西社会福祉学会 2015年度年次大会
    • 発表場所
      大阪人間科学大学
    • 年月日
      2016-03-06
  • [図書] 将来世代に向けた福祉実践2016

    • 著者名/発表者名
      黒田研二、和久井忠昭、森仁志、山縣文治、西川知亨、福田公教、狭間香代子、岡田忠克、所めぐみ
    • 総ページ数
      印刷中
    • 出版者
      関西大学出版部

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公開日: 2017-01-06  

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