研究課題/領域番号 |
24530761
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研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
秋葉 武 立命館大学, 産業社会学部, 教授 (00340480)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2016-03-31
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キーワード | 国際交流者研究 / 日本:韓国 / 非営利組織論 / 社会福祉学 / 社会的企業論 / 政治学 |
研究実績の概要 |
「政権交代」「政治主導」といった流動的な政治状況の定着とNPO(市民団体)との関係をテーマとする本研究では、他の外部資金を充当しつつ研究を行った。具体的には研究実施計画にもとづいて本調査を実施し、韓国のシンクタンク「ハンギョレ経済研究所」との共同研究をおこなった。 本調査で日韓の当該NPOに関する関与型フィールドワークを実施すると共に、併せて社会的企業政策と密接に関わる「共有経済(Sharing Economy)」についての研究が進展した。 研究成果は国内の学会では日本NPO学会、国際学会では2014 グローバル社会的企業シンポジウム及びGlobal Social Economy Forum 2014で報告を行った。論文としては「韓国の社会的企業」 山本隆編『社会的企業論:もうひとつの経済』所収を公表した。 その結果、研究テーマに関して新しい知見を見出すことができ、最終年度となる次年度に調査結果の整理・解析と研究成果の報告を行うことが可能となった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
本年度は国際フォーラムでの発表といった研究成果の公表が想定以上のスケジュールで進展した。他方、それに時間を割き、研究成果のとりまとめがやや遅れ気味となった。
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今後の研究の推進方策 |
本調査をおこなって収集したデータを分析し、研究成果の整理・解析、研究のとりまとめを引き続きおこなう。併せて本年度の本調査で補足できなかったデータを最終的に収集する。日韓の政治的流動化の更なる進展や日韓で徐々に普及しつつある「共有経済(Sharing Economy)」の動向を踏まえながら、研究をとりまとめることとする。次年度中に論文として公表すると共に、日本NPO学会といった関連学会及び国際フォーラムでの報告を予定している。
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次年度使用額が生じた理由 |
平成26年度に実施予定だった研究計画が遅延しており、次年度使用額が生じることとなった。
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次年度使用額の使用計画 |
研究テーマに関する学会発表のための出張旅費といった経費に充当することとする。
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