児童福祉施設や里親宅(社会的養護)で暮らす子どもたちは、なぜ親から分離されて、ここにいるのか、自分は誰から生まれたのかなど、知らされていないことが多い。子ども自身のライフストーリー(人生の物語)を信頼できる大人と共に辿り、過去、現在、未来を繋ぐ作業を行う、ライフストーリーワークについて、日本で実践できる方法を研究した。 次に、精子・卵子の提供により生まれた子どもが成人して、突然、出生の真実を知らされ、アイデンティティ・クライシスに陥っている。精子・卵子の提供により生まれた人へのライフストーリーワークの実践方法についても研究した。
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