異質性の高い集団は潜在的には優れたパフォーマンスを示す可能性が高いが,コミュニケーションの困難さや対人葛藤の生起などの対人関係にかかわる問題が集団によるパフォーマンスに抑制的に影響する可能性も高い。 72名の看護師が被験者となった。課題は「デザート・サバイバル」であった。この課題は新奇性が高い。その結果,異質集団は等質集団より優れたパフォーマンスを示した。 68名の大学生が被験者として参加した。課題は20の問題であった。個人解答の正答率から,易問題と難問題に分類された。易問題では等質集団と異質集団のパフォーマンスに違いはないが,難問題では異質集団は等質集団より優れたパフォーマンスを示した。
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