意図理解能力と非言語情報の関わり、養育者の非言語的情報産出と意図理解能力、養育者の日常的行為の定量的評価とカウンセリング・支援について研究を行った。対面状況では指さしと視線の方向を統合して語意推測を行う傾向が、定型発達児と比較しASD児では対面状況で低い傾向があったが、モニターを介した場面では差がなかった。対面状況での情報の豊かさと複雑さが示唆された。養育者は、相手の注意方向を推測し、部分名称を的確に教えている可能性があることがわかった。養育者カウンセリングとASD児グループ指導の結果から、他者意図理解の困難さの特徴が明らかとなった。
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