研究課題/領域番号 |
24530807
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研究機関 | 秋田大学 |
研究代表者 |
山名 裕子 秋田大学, 教育文化学部, 准教授 (10399131)
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研究分担者 |
塚越 奈美 山梨大学, 教育学研究科(研究院), 准教授 (60523701)
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キーワード | 保育者の専門性 / 発達的理解 / 論理的思考 / 直感的思考 / 思考のゆらぎ |
研究概要 |
本研究では,幼児の直感的ともよべる思考と,幼児なりの論理的に思考の「ゆらぎ」に着目し,幼児期特有の認知発達過程を明らかにすることを目的としている。今年度の具体的な目的は,保育の専門職としての発達的理解を明らかにすることである。なお,昨年度から継続している目的は,自由保育場面における子どもの観察記録からの「ゆらぎ」を検討すること,保育カンファレンス等で保育者が「ゆらぎ」をどのように理解しているのかを検討することであった。 今年度の第一の目的である保育の専門職としての発達的理解に関しては,山梨大学附属幼稚園教諭とともに,子どもの「ゆらぎ」に関して,複数の視点で分析することができた。また日本と中国の幼稚園での保育の比較や,教員養成大学における学生の発達的に理解についても分析をおこなった。保育者や保育者志望の学生の発達観や教育観を明らかにすることができた。 昨年度から継続しておこなっている,子どもの観察と保育カンファレンスに関しても,研究代表者,研究分担者それぞれが附属幼稚園において継続的におこない,学会等でお互いの視点を出し合い,分析を深めている。特に子どもの観察については,それぞれが独自の視点で分析をおこない,その視点について共有しながら,子どもの「ゆらぎ」について議論を深めている。 なお,これらについても平成26年度も継続的に議論をおこなっていく。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
それぞれが継続的に観察をおこない,観察事例についての分析を深めている。 子どもの「ゆらぎ」について,山梨大学附属幼稚園教諭と共に,各立場からの視点で分析をおこない,論文を公刊することができた。
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今後の研究の推進方策 |
研究の最終年度であるため,今までおこなってきた研究をまとめ,成果を公表する。幼児だけではなく,児童の「ゆらぎ」についても検討して,幼児期から児童期にかけての認知発達について詳細に分析する。また保育者,保護者への調査をおこない,大人の幼児に対する発達的理解についても分析する。
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次年度の研究費の使用計画 |
当初予定していた人件費・謝金がかからなかっため。 最終年度でもあり,人件費に活用する。
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