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2014 年度 実績報告書

子どもを持たない夫婦における親密性と世代継承性(generativity)

研究課題

研究課題/領域番号 24530832
研究機関岩手県立大学

研究代表者

福島 朋子  岩手県立大学, 社会福祉学部, 准教授 (10285687)

研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2015-03-31
キーワード教育系心理学 / 生涯発達心理学 / 子どものいない夫婦 / generativity / intimacy / エリクソン
研究実績の概要

成人期発達において親になることの意義を探索する研究は多い。その反面、親にならなかった成人の発達を把握しようとする研究はほとんどみられない。本研究は、子どもがいない場合であっても世代継承的な(generative)意識や行動は生じうると考え、子どものいない夫婦に調査を行ってそれを確認しようとするものである。2014年度は、まず子どもを持つことを許されなかったハンセン病回復者に関して、前年度より引き続きこれまでの資料の再分析を行い、聞き取り調査を行った。その結果、語り部活動や啓発活動をこれまで担ってきた人々の高齢化が進み、その後継者養成が課題となっていること、後継者として社会復帰者がかかわり始めてきていること、さらには療養所そのものを歴史遺産化しようとする動きが生じてきていること、などが新たに確認された。これらの成果のうち、台湾のハンセン病療養所入所者の生涯について、他の台湾人と比較しながらまとめたものを国際学会(第28回国際応用心理学会議)で発表した。また一般の子どものいない夫婦に関する調査は、聞き取り調査から質問紙調査へと研究計画を変更し、実施した。分析の結果、子どものいない人でも世代継承的意識や行動が生じていること、またその程度には性差があることなどが示唆されている。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2014

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] A study of life-course in the elder Taiwanese generation with Japanese-style education2014

    • 著者名/発表者名
      Hiroshi Numayama, Tomoko Fukushima
    • 学会等名
      28th International Congress of Applied Psychology
    • 発表場所
      Le Palais des Congres de Paris
    • 年月日
      2014-07-13

URL: 

公開日: 2016-06-01  

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