研究課題/領域番号 |
24530855
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研究種目 |
基盤研究(C)
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研究機関 | 公益財団法人東京都医学総合研究所 |
研究代表者 |
山崎 修道 公益財団法人東京都医学総合研究所, 精神行動医学分野, 主任研究員 (10447401)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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キーワード | 認知行動療法 / 精神病 / 心理社会的支援 / フィデリティ / 研修プログラム |
研究概要 |
平成24年度は,精神病への心理社会的支援技術の普及を図っている研究者と連携し, マニュアルとワークショッププログラムの整備を進めた.マニュアルとワークショッププログラム策定のため,当事者との面接セッションの録音データに基づいて,認知行動療法に関するフィデリティ評価を行った.フィデリティ評価に当たっては,2事例について海外のエキスパートにより直接認知療法評価尺度(CTS)による評価を実施した.うち1事例については,認知行動療法施行中に縦断的に評価を実施した.また,評価結果に基づいて,ウェブカンファレンスによるケーススーパービジョン計6回を受け,マニュアル・ワークショッププログラムの素材を作成した.包括的な心理社会的支援法については,5事例について海外のエキスパートよりウェブカンファレンスによるケーススーパービジョンを受けた.ケーススーパービジョンの詳細について録音・録画し,マニュアル・ワークショッププログラムの素材を作成した.スーパービジョンの詳細については,第108回日本精神神経学会,第16回日本精神保健予防学会,第8回日本統合失調症学会にて発表した.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
マニュアル・ワークショッププログラムの策定を進めたが,支援スタッフのフィデリティ評価データ収集に遅れがあり,更に進める必要がある.
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今後の研究の推進方策 |
25年度には関連施設の支援スタッフより面接録音データ収集を進め,フィデリティ評価を重点的に実施する.
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次年度の研究費の使用計画 |
面接録音データ収集のために関連施設への出張の際の旅費として使用する.また,録音データ評価者への謝金として使用する.
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