研究課題
平成26年度は、平成25年度に引き続き、精神病への心理社会的支援技術の普及を図っている研究者・実践施設と連携し、心理社会的支援技術マニュアルの整備と精神病を持つ当事者との心理面接を継続した。マニュアルの整備に当たっては、複数の海外エキスパートから情報提供を受け、最新の情報にもとづいてアップデートした。当事者との面接セッションの録音データに基づいて、認知行動療法・心理社会的支援に関するフィデリティ評価を実施した。加えて、初回エピソード精神病当事者への包括的心理社会的支援について平成25年度に作成したマニュアルに沿って、ケースミーティング・スーパービジョン・研修会を実施した。海外エキスパートによるケーススーパービジョンを実施し、精神病を持つ当事者への心理社会的支援・認知行動療法の質の向上を図った。
3: やや遅れている
ケーススーパービジョン体制を整備し、継続的なスーパービジョンを2ケースについて実施した上で、面接セッションの録音・録画及び認知行動療法評価尺度によるセラピストのスキル評価データの収集を行ったが、協力施設での支援スタッフの異動等による人員体制の変更に伴い、データの収集が遅れている。
引き続き面接録音データ収集を重点的に進めると同時に、研修素材のブラッシュアップを進め、より効率的な人材育成が可能となるようWebカンファレンス・動画等を利用した研修プログラムの整備・改訂を進める。
研究人員体制の変更に伴い、データ収集に遅れが生じたため。
研究協力者への謝金支払、研究補助者への人件費、論文投稿費用として使用する。
すべて 2015 2014
すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (3件)
Early Interv Psychiatry
巻: in press ページ: in press
10.1111/eip.12162
最新精神医学
巻: 20 ページ: 125-130