研究課題/領域番号 |
24530941
|
研究機関 | 東京学芸大学 |
研究代表者 |
橋本 美保 東京学芸大学, 教育学部, 教授 (60222212)
|
キーワード | プロジェクト型カリキュラム / カリキュラム開発 / 大正新教育 / 教師の能力形成 / 進歩主義教育 |
研究概要 |
前年度に引き続き今年度も以下の事項について国内資料調査を実施し、日本に流入したアメリカのプロジェクト型カリキュラム開発過程の実態について、次の事項を調査した。①大正期における師範学校附属小学校園におけるカリキュラム開発の実態と中心的役割を果たした教師に関する調査、②唱和初期の児童の村小学校におけるカリキュラム開発の実態と中心的役割を果たした教師に関する調査、③第二次世界大戦後における地域教育プラン(明石・北条・吉城)におけるカリキュラム開発の実態と中心的役割を果たした教師に関する調査。 今年度はさらに以下の事項について海外調査を実施した。事例としてとりあげた以下の学校の教師に関しては、実践記録や自伝、回想録、インタビュー記録などの収集に力を入れた。 アメリカの2大教育大学以外(①ニューヨーク都市田園学校(The City and Country School)、②ニューヨーク州立大学の練習学校、③ワシントン市のトムソン・スクール、④イリノイ州大学の練習学校、⑤サンフランシスコ州立大学の練習学校等)におけるカリキュラム開発過程の実態調査、および開発に携わった教師に関する資料の発掘・収集のために、シカゴ大学・イリノイ州立大学・ノースウエスタン大学・ハーバード大学などの各附属図書館に、先行研究や資料の所蔵場所に関する問い合わせを行い、関係文献の収集を行った。さらに、ニューヨーク州公立図書館、コロンビア大学ティーチャーズカレッジを訪問して、史料調査を実施した。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
ほぼ計画通りに研究が進んでいるため。
|
今後の研究の推進方策 |
当初の研究計画通りに研究を遂行する予定である。
|
次年度の研究費の使用計画 |
当初購入予定であった消耗品の消費量(消耗率)が、予定よりも少なかったため。 次年度において、収集資料の整理、成果報告の資料作りのための消耗品(プリンター、用紙、ファイル、文房具など)として使用する。
|