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2014 年度 実績報告書

プロジェクト型カリキュラム開発過程における教師の能力形成に関する比較教育史的研究

研究課題

研究課題/領域番号 24530941
研究機関東京学芸大学

研究代表者

橋本 美保  東京学芸大学, 教育学部, 教授 (60222212)

研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2015-03-31
キーワードプロジェクト / 進歩主義教育 / カリキュラム / 新教育 / 教師教育
研究実績の概要

本研究においては、日本の教師がプロジェクト型カリキュラム開発や実践に関わった契機や、能力形成のプロセスを米国の教師の場合と比較し、日本の教師のカリキュラム・デザイン能力と、その形成過程の特質を分析した。そのために、まず米国に興ったプロジェクト型カリキュラムの理論的背景とその実践的特質を把握し、近代において日本にもたらされたプロジェクト型カリキュラムや実践の情報が、当時の教師たちにどのような経路で伝わったのかを明らかにした。
最終年度である今年度は、1920年代のアメリカにおけるヨーロッパ新教育情報の研究実態に関する補充調査を実施しつつ、昨年度までに海外・国内調査によって収集した史料の整理と分析を行った。調査対象とした教師や学校の中から優れたカリキュラム実践の事例を取り上げ、それぞれの事例のカリキュラム開発の実態、教師の能力形成の契機やプロセスを明らかにすると同時に、米国における優れた実践家といわれる教師について同様の調査を行い、両者の事例の比較を通して日本の教師のカリキュラム・デザイン能力形成過程の特徴を分析した。
上記の調査によって得られた研究成果の一部を日本カリキュラム学会と教育史学会で報告するとともに、5本の論文にまとめて学会誌等に発表した。

  • 研究成果

    (7件)

すべて 2015 2014

すべて 雑誌論文 (5件) (うち査読あり 2件、 オープンアクセス 2件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] 八大教育主張講演会の教育史的意義2015

    • 著者名/発表者名
      橋本美保
    • 雑誌名

      東京学芸大学紀要 総合教育科学系Ⅰ

      巻: 第66集 ページ: 55-66

    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] 樋口長市の生活教育論―生命思想の影響に着目して2015

    • 著者名/発表者名
      永井優美・橋本美保・近藤めぐみ
    • 雑誌名

      東京学芸大学紀要 総合教育科学系Ⅰ

      巻: 第66集 ページ: 67-78

    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] 教員養成における教育的思考2014

    • 著者名/発表者名
      橋本美保
    • 雑誌名

      近代教育フォーラム

      巻: 第23号 ページ: 129-143

  • [雑誌論文] 大正新教育の実践に与えたドクロリー教育法の影響―「興味の中心」理論の受容を中心に2014

    • 著者名/発表者名
      遠座知恵・橋本美保
    • 雑誌名

      近代教育フォーラム

      巻: 第23号 ページ: 297-309

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 明石女子師範学校附属小学校におけるドクロリー教育法の受容―及川平治によるドクロリー理解とカリキュラム開発2014

    • 著者名/発表者名
      橋本美保
    • 雑誌名

      カリキュラム研究

      巻: 第23号 ページ: 1-13

    • 査読あり
  • [学会発表] 八大教育主張講演会の教育史的意義2014

    • 著者名/発表者名
      橋本美保
    • 学会等名
      教育史学会第58回大会
    • 発表場所
      日本大学文理学部
    • 年月日
      2014-10-04 – 2014-10-05
  • [学会発表] 西口槌太郎によるドクロリー教育法の受容―大正新教育期の教師に与えたドクロリー教育思想の影響2014

    • 著者名/発表者名
      橋本美保
    • 学会等名
      日本カリキュラム学会第25回大会
    • 発表場所
      関西大学
    • 年月日
      2014-06-28 – 2014-06-29

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公開日: 2016-06-01  

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