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2014 年度 実績報告書

人材活用型若者支援の構築に向けて―デンマークと日本の比較研究―

研究課題

研究課題/領域番号 24530986
研究機関福島大学

研究代表者

谷 雅泰  福島大学, 人間発達文化学類, 教授 (80261717)

研究分担者 青木 真理  福島大学, 学内共同利用施設等, 教授 (50263877)
三浦 浩喜  福島大学, 学内共同利用施設等, その他 (90282251) [辞退]
杉田 政夫  福島大学, 人間発達文化学類, 准教授 (70320934)
研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2015-03-31
キーワードデンマーク / 若者支援 / AspIT / 国民学校改革
研究実績の概要

デンマーク全土で10カ所に設置されるに至った“AspIT”(アスペルガー症候群の若者に特化したIT教育の機関)に特に着目して現地の調査を行ってきた。デンマークの個性重視の典型的なあらわれであり、またアスペルガー症候群の若者の特性を活かして社会で活躍する場を与えることが本人のみならず社会的に有用だという考え方にデンマークの特徴を見たからである。
AspITについては、コペンハーゲンで従来その名称を使っていたコースがグループから関係をたたれ、バイレを発祥の地とする最初の学校のグループがコペンハーゲンに新しく学校を立ち上げるという事態が起こっている。大都市における社会福祉の在り方にも関わる問題が生じたのであろうと思われるが、背景には養成する人材についての考え方があるのではないかと思われる。これまでに、コペンハーゲンにあったAspIT、バイレのグループがデンマーク第2の都市に創設したAspITを訪問調査してきたが、最終年度はコペンハーゲンに新しく創設されたAspITを訪問調査し、その点を確認することができた。
一方、デンマークは現在教育改革の最中である。最終年度の2014年8月に国民学校法が改正され、国民学校での教育が改革されている。これは、2015年8月に予定されている職業教育改革とセットで、学校と職業をよりスムースに接続させようという意図の下の改革であると見ることができる。その点では若者支援に焦点を当てた本研究にも関係するものであり、国民学校、社会教育施設などでの訪問調査により改革の実態を知ることができた。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2014

すべて 雑誌論文 (2件) (うち謝辞記載あり 2件、 査読あり 1件)

  • [雑誌論文] デンマークにおけるアスペルガー症候群の若者を対象としたIT教育のコースについて-AspITとHKIへの訪問調査-2014

    • 著者名/発表者名
      谷 雅泰
    • 雑誌名

      福島大学人間発達文化学類論集

      巻: 19 ページ: 27-40

    • 謝辞記載あり
  • [雑誌論文] デンマークのAspIT(アスペルガー症候群の若者を対象にしたIT教育のコース)について-AspIT創始者へのインタビューを中心に-2014

    • 著者名/発表者名
      青木真理・杉田政夫・谷雅泰
    • 雑誌名

      福島大学地域創造

      巻: 26巻1号 ページ: 3-14

    • 査読あり / 謝辞記載あり

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公開日: 2016-06-01  

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