研究課題/領域番号 |
24530992
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研究種目 |
基盤研究(C)
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
長澤 成次 千葉大学, 教育学部, 教授 (50172523)
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研究分担者 |
浅野 かおる 福島大学, 行政政策学類, 教授 (10282253)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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キーワード | コミュニティ施設 / 公民館 / 住民自治センター |
研究概要 |
平成24年度は、10月に光州市で開催された第11回全国住民自治博覧会での学術行事(事例発表:センター活性化と生涯学習分野・住民自治と生涯学習分野、政策セミナー:地方自治と住民自治)に参加し、韓国における住民自治センターの動向を把握するとともに、ソウル市ウンピョン区ウンアン1洞住民自治センター・ソウル市 ジュンラン区マンウ本洞住民センターを訪問し、活動内容に関するインタビュー調査を行った。 さら12月には釜山市調査を行った。まず西区調査では、釜山市西区庁訪問後、ナムブミン2洞(洞長インビュー・愛のセンソンカーゲ・シジャンを見学)、タッパッコル幸福マウルの街並みやブックカフェ・小さな美術館等を見学した。さらにチョジャンドン住民自治会にて洞長から活動内容に関するプレゼンテーションを受け、その後、ハンマウムヘンボクセンターと同センター内の工房を見学、同時に同センターで展開されている多文化家族支援に関連して国際結婚した女性たち(ベトナム・フィリピン・カンボジア・日本)と懇談を行った。さらにこの間、継続的に調査している釜山市海雲台区の住民団体ヒマンセサンの役員インタビューを行い、活動状況を把握するとともに、カフェ「ナム」「おいしいお弁当・ナルマダソプン」を見学した。 釜山市調査では、西区については、各住民自治会がそれぞれ地域づくりのアジェンダをもって取り組んでいること(ナムブミン2洞でのコミュ二ティビジネスや、ハンマウムヘンボクセンターという新たな施設における多文化家族支援)や、ヒマンセサンの活動についても、パンソン2洞住民自治会と連携しつつも、新たな二つのコミュニティビジネス(カフェとお弁当屋さん)を展開しつつあることが明らかになった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
地域コミュニティ施設(住民自治センターと公民館)の最大の役割が地域づくり・まちづくりにあることはいうまでもないが、そこで重要なことは、まちづくりの多様な住民活動を学びを軸に支援していくことであり、住民自身がまちづくりを主体的にデザインしていくいく力量を、自由な学びを通して高めていくことである。そのプロセスを実証的に明らかにしていくことが本研究の目的である。 本年度は、韓国調査を軸に研究調査を展開したが、研究実績にも述べたように、多くの資料収集と、特にインタビュー調査を通して貴重なデータが蓄積されたと考えている。インタビュー内容の本格的分析はこれからであるが、研究はおおむね順調に進展したと考える。
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今後の研究の推進方策 |
研究2年目である平成25年度は、昨年に引き継き住民自治全国博覧会に参加して、住民自治センターの韓国における全国的な状況を把握するとともに、釜山市西区・海雲台区住民自治会と住民団体・ヒマンセサンの継続調査を行うとともに、現在、韓国において進行しつつある地方行政体制改編の動きとの関連を明らかにしていくことが重要な課題であると考えている。
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次年度の研究費の使用計画 |
平成25年度も引き続き、韓国調査に必要な旅費が、研究費の主な使途である。
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