本研究は、NPM型行政改革に由来する教育改革が進められ、ドラスティックに変化しているドイツの教育行政について、その担い手(学校監督官及び学校行政担当地方自治体職員)に着目し、1)各州における実際の職務及び必要とされている専門性、2)その養成及び研修の現状と課題を明らかにすることを目的としている。行政学及び教育学領域における職員の専門性を歴史的に明らかにするとともに、ドイツ全州における学校監督及び学校行政改革の分析を行い、特徴を有する州における学校監督及び学校行政組織、学校監督官及び学校行政担当地方自治体職員の職務実態分析を行った。
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